Web担当者の備忘録

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HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1に合格しました!

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 3月の終わりにHTML5プロフェッショナル認定試験レベル1を受験し、無事合格することができました。2月にほぼ知識がない状態から勉強を開始し、約1ヶ月後の合格です。けっこうがんばりました。

 

HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1とは?

    特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)が、HTML5,CSS3,Javascriptなど最新のマークアップに関する技術力と知識を、公平かつ厳正に、中立的な立場で認定する認定資格のレベル1試験。

この資格の認定者は、下記のスキルと知識を持つ
Webプロフェッショナルであることを証明できます。

  • HTML5を使って静的なWebコンテンツを作成することができる。
  • ユーザビリティ・ビジビリティの高いWebコンテンツを設計・作成することができる。
  • スマートフォンや車載システムなど、様々なデバイスに対応したコンテンツ作成ができる。

 HTML5プロフェッショナル認定試験は、選択形式(*一部記述問題があります)の知識が問われる試験です。Web系資格には他にWebクリエイター能力検定などもあるのですが、そちらのほうは実技もありますが、本試験に実技はなく完全に知識のみを問われるタイプの試験になります。
 

試験概要

試験名 HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1
所要時間 80分
試験問題数 65問
受験料 15,000円(税別)
試験実施方式 コンピュータベーストテスト(CBT)
日時・会場 全国各地から自由に選択
合否結果 試験終了と同時に判定
認定の有意性の期限 5年間

 自分が試験を受けたとき(2016年3月下旬)は、試験時間は80分、試験問題数は65問でした。購入した勉強用テキストには90分間、60問と書かれていたのですが少し変更があったのかもしれません。

試験は事前に試験日を自分で予約して、テストセンターでパソコンを使い受験しました。試験終了と同時にパソコン画面に結果が表示され、会場の受付で試験結果がプリントアウトされたものをもらえます。

 

試験範囲

 Webの基礎知識、HTML5、CSS3、レスポンシブWebデザイン、オフラインWebアプリケーションなど、大きく分けて5カテゴリが試験範囲になります。出題割合としては以下のような感じです。

 

Webの基礎知識:30%

HTML5:20%

CSS3:37%

レスポンシブWebデザイン:10%

オフラインWebアプリケーション:3%

 

HTML5と資格の名前にあるのでコーディング関連の知識だけかと思いきや、Webの基礎知識を問われる問題、例えばHTTPリクエスト時のエラーコードの種類やネットワーク関連の知識なども問われるので注意が必要です。Webの基礎知識は出題割合も30%と大きいのでちゃんと勉強しておくことをおすすめします。

 

取得の目的

 Webデザイナーまたはフロントエンドエンジニアになりたいと思ったのが取得のきっかけです。HTMLはむかし個人ブログを作った時にかじったことがある程度できちんと勉強したことがありません。資格取得に向け勉強する中で、HTML5やCSS3に関する知識を網羅的に身につけたいと思い取得を目指しました。

あとは転職する上で実績が全然ないのでやる気を見せるためにもWeb系の資格はいくつかとっておいたほうがいいだろうと思ったのも取得の理由です。


対策(勉強方法)

 もともと知識がある分野なら、問題集を買ってきて問題を解き、分からなかったところだけ復習するという方法でいきますが、知識がほとんどないこともあり今回は教科書的なテキストを買い、はじめから読んでいく方法でいきました。

 

購入したのは以下のテキスト2冊です。

どちらのテキストも教科書&問題集な感じで、章末にそのカテゴリの問題が載っています。またテキスト購入者だけがダウンロードできる模擬試験が両テキストについていて、本試験をうける前に模擬試験を受けておきたいという方にはとても役立つかと思います。

 

テキストの内容ですが、「HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1 対策テキスト&問題集」と「HTML教科書 HTML5レベル1」では前者のほうが問題が優しく、後者のほうが少し難しいように感じました。

実際に試験を受けた感じだと難易度的には「HTML教科書 HTML5レベル1」に出てくる問題の難易度が本試験に近いと感じました。僕みたいな初心者は「HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1 対策テキスト&問題集」→「HTML教科書 HTML5レベル1」の順でやって、知識のある方は「HTML教科書 HTML5レベル1」だけで勉強する形で良いかなと思います。

 

あと、テキストではないですが難易度でいうなら公式サイトのサンプル問題がわりと近いように感じました。

html5exam.jp

問題が意外と難しくて最初は苦戦しました。一通り目を通しておくことをおすすめします。

 

両テキストの章末問題と模擬試験、公式サイトのサンプル問題をきちんと解けるようになれば大丈夫だと思います。僕は全部やって合格ラインを超えてるか確認してから本試験にのぞみました。


試験結果

  さて試験の結果ですが、点数は85点でした。今回の合格ラインは67点だったのでまあまあのできだと思います。解答の見直しは2回ほどやったのですが、忘れていたところやケアレスミスで少し点数が下がってしまいました。

 

セクション名 正解率
Webの基礎知識 87%
CSS3 73%
要素 84%
レスポンシブWebデザイン 71%
オフラインWebアプリケーション 100%

CSS3とレスポンシブWebデザインの正解率が低いですね。購入したテキストの問題でもこれらの分野が少し弱かったので意識して復習したつもりだったのですが。。。まあ今さらいってもしょうがないので今後ちゃんと学び直していきたいと思います。


試験を受けてみた感想

  ひとまず無事合格できてほっとしました。現実的な話、落ちたら再受験に15000円をまた払うことになるので(笑)。一発合格できてよかったです。当初の目的だったHTML5やCSS3に関する知識を網羅的に身につけることに関しては、資格取得の過程である程度達成できたのかなと思います。そういう点で受験してよかったなと思います。

ただ、英単語と同じで普段使わないと忘れていくと思うので、得た知識をもとに何かしらWeb制作して知識の定着をはかっていけたらと思います。

またHTML5プロフェッショナル認定試験レベル1に合格したので次はレベル2の合格を目指したいと思います。Javascriptをちゃんと勉強して今年中に受験できたらと思っています。